シティ情報ふくおか
1993年2月-2
価格:250円
TOWN WATCHING 香椎 / 九州の宿カタログ Vol.3
【CONTENTS】
■TOWN WATCHING 香椎
■九州の宿カタログ Vol.3
●F.ライナーノーツ
●ホロスコープ
●MUSIC
・2WEEKSカレンダー
・コンサートガイド
・音楽イベント
・ニュー・ディスク
・福岡ミュージック・シーン
●CINEMA
・ロードショー
・シアタースケジュール
・自主上映
●VIDEO
●ON AIR(TV・ラジオ)
・TV映画
・TV番組表
●PLAY
・スケジュール
●EVENT
・スケジュール
●ART
・スケジュール
・プロムナード
・イベント会場イエローページ
●チケットぴあクリップ
●BOOK
●GAMVO(読者のページ)
・なるほど図鑑 福岡の地酒
●プレゼント
●九州タウン誌ネット共通ページ・アウトドア気分
●パワーピープルファイル フクオカ
●編集後記
●マルチプル封筒
●食ING プレス
●タイニーテーブル
TOWN WATCHING 香椎 / 九州の宿カタログ Vol.3
香椎(かしい)は“訶志比”(古事記)や”橿日”(日本書紀)などさまざまな表記で早くから古史に登場した歴史ある地。神代の終わり(西暦2世紀)ごろ、国内外の平定のため九州に赴いた14代天皇の仲衰天皇と神功皇后がここに本拠地を置いたのが始まりと言われている。この2人を祀っているのが香椎宮。伊勢神宮の次に皇室の崇拝が厚かったと言われるお宮で、この香椎宮を中心にこの街は栄えてきた。でも実際に香椎が現在のような福岡市東部の副都心として発展してきたのは明治末期、海岸線の埋め立て始まってから。毎日、主婦や学生たちでゴッタ返す駅前のショッピング街や、団地やマンションが立ち並ぶ3号線沿の住宅地はかつて全部海だった。そう考えると、香椎はとても新しい街でもある。埋め立てによって生まれた土地に、道ができ、建物が立ち、新しい人の流れができる。人の流れが通りを形成し、通りが縦横に重なって新しい街ができる。歴史ある”かしひ”の地に生まれた新しい街、それが香椎だ。今回のタウンウォッチングは、そんな香椎の街を、時代とともに生まれ変化してきた”通り”をとおして紹介。通りごとに違う香椎の魅力を味わってほしい。